空家にしない!@SDG’s目標12「つかう責任つくる責任」

1.神奈川県の終活ノートが◎
 (1)空家にしない「わが家」の終活ノート
(2)ジブンゴトで、家の未来を考えられる!

2.空家問題は、マンションでも。

(1)コロナ禍のリアル現場=孤独死とマンション建設上昇

(2)マンションの抱える「孤独死」問題

3.つかう責任つくる責任を「予防」から考えよう!

(1)孤独死の予防を、自主防災会や地域で取り組もう。

(2)有事の連絡先=室内復旧&相続の第一歩

(3)制度がない場合は、分かるところに終活ノートを。


1.神奈川県の終活ノートが◎

(1)空家にしない「わが家」の終活ノート

神奈川県の「住宅計画課」、茅ヶ崎市役所の1F情報コーナー、または都市政策課にて GETできます。エンディングだけでなく、信託契約、事務委任契約のひながたが入っていて、じつによくできています。初版は、国交省の補助金(空き家対策の担い手強化・連携モデル事業)だったそうですが、第2版は (公社)かながわ住まいまちづくり協会からの発行となっています。


(2)ジブンゴトで、家の未来を考えられる!

この終活ノートは、遠い未来に思える「相続」を含めた「家の人生(おかしいかな)」が見えてくるようになっています。

 エンディングや遺言書を作成していると、結局のところ、不動産について考えていくことになるのですが、シロウトは中々まとめきれるものではありません。だけど、一般的な会社員として暮らしていると、そこが一番のネックになるんじゃないかなぁ~と思います。

きちんとまとめていなくても、終活ノートで「自分のガイドライン」をまとめることで、専門家が対応しやすくなります。


2.空家問題は、マンションでも。

(1)コロナ禍のリアル現場=孤独死とマンション建設上昇

地域現場で、リアルな数字を追いかけてきましたが コロナによる「在宅勤務」がすすみ、茅ヶ崎の物件が上昇しています。その一方で、地域では孤独死の率が上昇しています。

 わたしたち駅前住民は、じつに7~9割がマンションです。孤独死はおよそ隔月ペースで地域確認されていましたが、コロナ禍では 一時期 毎月確認されるくらいに。


(2)マンションの抱える「孤独死」問題

密室での孤独死、という状況に加え、マンションでは更にもうひとつ問題があります。ご近所で異常に気がついたとしても、警察や役所などで手続きを踏んでから確認すること、それから 専有部分の相続がスムーズでない場合、資産価値を下げないための復旧費用を管理組合で立替える、または負担する…という状況が出てくることです。


3.つかう責任つくる責任を「予防」から考えよう!

(1)孤独死の予防を、自主防災会や地域で取り組もう。

わたしの住む駅前マンションは様々な課題を抱えていますが、そのひとつが「孤独死」問題です。独居高齢者が多いために、自主防災会で「高齢者見守りパトロール」を年に1回行っています。

 ケアマネさんに相談して作成したチェックシートをもって、年に1回訪問する…というものです。かつて、訪問しない間に 認知が進んでしまった方がおられて、反省した上で、チェックシートを作成しました。同じことを、江東区の自治会も実施しています。

 もちろん、民生委員の方も実施しておられることとは思うのですが、マンションの場合は人の健康が、建物の健康にも結びついています。ダブルチェックをすることで、生き生きと暮らす…ということを目指しています。


(2)有事の連絡先=室内復旧&相続の第一歩

わたしたちの自主防災会では、有事の際のご連絡先を記入する欄を設けています(希望者のみ)。「ご連絡先を預かる」制度は、ご高齢者からの希望で始まりました。

 いまさら長生きとは思わないけれど、なにかあった時、ご迷惑をかけては申し訳ない、せめて甥御さんには連絡をしたい…等々のお言葉を受けて、役員で検討し、お一人につき3件まで、お預かりすることにしました。

 それほど要望はないかと思っていましたが、殆どの方が ご記入になられています。ご家族がいらっしゃる場合は必要がないかと考えていたのですが、ご家族と同居されている方も「自分たちが全員…ということだって、あるでしょ」と思われるようです。

 蛇足ですが、お預かりするご連絡先の上限は決めたほうがよいです。何も決めていなかったら、50件くらいの連絡先をお持ちになった方が数人いて、もはやこれは葬儀だな…と驚きまして、役員で検討して丁重にお返ししました。


(3)制度がない場合は、分かるところに終活ノートを。

冒頭で ご紹介した「終活ノート」には、パスケースに入れられるように「カード」の作成が可能です。


本体にご記入しながら、ご家族と「家」の未来を話し合い、なおかつ、カードをパスケースに入れておくことで「いざ」の時にも安心することができますよね。



5階のうだがわです。

茅ヶ崎駅前で今日もホンキで、防災、英語絵本、地域活動しています。