ベットタウン防災は「犯罪学とまちづくり」視点で。

1.第三者に語ることによって、未来が見える。

今月、プレゼンをさせていただくことになって、

本当に勉強になりました。

プレゼンのテーマは、自分の自主防災会活動(SCE自主防災会)について、

なのですが、そもそも 考えてみれば、これこそ珍しい…


よくいただくご依頼は「マンション防災」「こども防災」「生活防災」、

最近では「放課後防災」「ペット防災」などです。

必然的に、これまでの活動や資料全てを見直すこととなりました。

正直なところ、13年継続したわけですから「今後の活動方針」については

発足時よりも、ぼんやりしてしまっていたのです。

第三者に語ることにより、かなり明確なビジョンができました。


2.首都圏ベットタウンの駅前リスク

オーディエンスの皆さんが全国区であるために、

必然的に、茅ヶ崎市のリスクや

私の住む地区のリスクについても触れることとなります。

自分の口から出た言葉に、じつにハッとしたのです。

うちの地域特性が、なんと「犯罪学」に出てくる定説とかぶることか。


たぶん、わたしの年代以上の方には、なじみがないと思うのですが、

犯罪現象を、生態学やまちづくり、統計学などから分析した学派を

「シカゴ学派」といいます。ググると沢山出てきます。


首都圏駅前区域は、もちろん犯罪率は高いのですが、

その区域をとりまとめるとなると、行政区(自治会)も

どうしても威圧的になったり、権力欲の強い人が集まる傾向があり、

転じて、優秀な人材が逃げ出してしまい、

さらに 犯罪者が集まりやすい区域になる…と、以前

防災で有名な方に指摘を受けたことがありました。


3.人口10万人弱、市の1/3以上が駅前に住んでいる。

2017年に「あまりに人が多く犯罪率が高い」と思って、

字ごとの人口を全部足したことがありました。

もう面倒くさすぎるので、やらないと思うけど(~~)

この駅前区域は、当時9.7万人。

県内の「町」区分の人口を見てみると。…


 葉山町 3.28万人

 二宮町 2.93万人

 大磯町 3.27万人

 綾瀬市 8.43万人

 座間市 12.87万人


ね、10万人が住む地区を、連合自治会だけで

福祉や安全性を担保するなんて、できるわけがない。
甘い、甘すぎる…


4.人口過密区域の問題

ふがいない…ずっと運営側にいたから、見過ごしてしまった…

焼け石に水…な調子で、戸別訪問したり、見守活動をしてきたけど、

根本的な解決となる要素を見過ごしてしまった…大いに反省です。


シカゴ学派は、今となっては かなり分派しているのですが、

先駆となった一人のアーネスト.W.バージェスさんが

都市社会学の観点から、同心円をつくりました。


中心業務地区(CBD)から外側に向けて、

卸売・軽工業地区、低級住宅地区、中級住宅地区、

高級住宅地区の順で、土地利用が変化していく…とするところ。


「バージェスの同心円」ですが、必ずしも 

郊外が同心円の外にあるともいえず、

シカゴ以外にあてはまりにくい…とされていましたが、

たとえば、まちづくりの参加意識や犯罪率…となると、
逆の地点を起点とした同心円ができるのではないか…

思った時期があります。


というのも、通学路見守活動の要因となった「不審者」が出た地点を

子どもたちに、ラベㇽでマッピングしてもらったから。

その移動ヶ所には一定の傾向があり、

衝突事故が起きやすい、不審者情報が絶えない、死角が多い…等々、

まさに、犯罪を呼び寄せる傾向があると感じました。


地域に出て、20年。

今度は、客観的な視点で、これらをまとめていかなくては…そう感じています。





5階のうだがわです。

茅ヶ崎駅前で今日もホンキで、防災、英語絵本、地域活動しています。