情熱は海の底、夢は宇宙のかなた@コロナ禍の学生たち 3)スローガン

1)大学教育は どこへいく?

 コロナ禍で一年が過ぎ、合間合間でいろんなことがあった。なんか、一番腹が立つのが、設備費で、次に頭にくるのがプリンターだ。


本来ならば、大学で配布する資料を自宅で…とダウンロードするわけだけど、プリントアウトして〇〇してください、となってるので、ほぼ毎日印刷することとなった。まー、これがきつい、きつい。


家庭用プリンターでは、年賀はがきと時々PTAやら地域の印刷‥‥みたいなもんだったから、1本2000円のインクでも半年に一回交換すればいい方だった。それが、毎月なくなる。毎月5千円のインク代と、紙の代金…年間6万円なら、設備費返上してよ?と思ったら、やっぱりほかのご家庭でも、同じ状況らしくて、結局プリンターを買い替えているらしい。

仕方なく、うちもプリンターを交換した。


2)マスク反対サークル

こんな調子で、よくもまあ、みんな黙っているな、と思ったら、久々の対面授業の時に、学内でデモがあったらしい。


 マスク、はんたい!設備費、かえせ!


三密を避けて…クラスター禁止…のなか、マスクを外し、練り歩く。


密を避けてくださーい、集会は禁止でーす


事務局がアナウンスする。


わたしたちは、サークルです。サークル活動中です。集会じゃありませーん、
マスク反対、のサークル活動中でーす。


ノンマスク行進は学内を練り歩いた…


 設備費だけだったら、わたしも参加したかったけど、マスク外しちゃうんじゃねぇ。


こうなっちゃうと、やりたくない職業リストのトップに大学事務局だな、と私は思う。だけど、反対に 捨てたもんじゃない、とも思う。


若い人が反対デモをする力があって、よかったね。


社会に対して責任ない地位だからこそ、理想を語れる。ズブズブに社会にいると、理念も理想もなくなる。だから、そういうのは大切だよね。


3)情熱は海の底、夢は宇宙のかなた

娘がまじめに過ごしてくれたので、ちょっぴり大学から支援をいただくことに。それから、成績がよかったということで、先生が娘に声をかけた。


 大学のスローガンをつくることになってね。大学の運営が難しいから、
 やめてしまう生徒も少なくないんだ、なんか気の利いたの、ないかね?


コロナ禍で学生の退学が増加している。それは、大学も、高校も、だ。


ひとつには、経済的な背景だ。地方から出てきて、家賃を支払い、アルバイトをするつもりでいたら、アルバイトが見つからない。

対面式授業がある…と予定されてはいるので、思い切ってアパートを解約しようと思っても、思い切れない。その上オンラインやリモートで、個々の設備費が負担になっている…そのために、大学生活の継続が難しくなっているのだ。


もうひとつは、出会いもない…なんともいえない状態。

日本の大学なんて、入っておしまい、みたいなところがあって、入学した後、遊び呆けてファッションも垢ぬけていくものなのに、家からほぼ出ない…という大学生は、おじさんなんだか、中学生なんだか、よく分からない風貌だったりする‥‥格好だけじゃなくって、目的も見失ってしまう人もいるらしい。


常にあつすぎる娘は、同じ学生の「やる気のなさ」にキリキリし、入部予定だった体育会系も中々始まらないことから、こちらも又 エネルギーが有り余っている。


 先生、考え付きました。海洋と宇宙をおしすすめたい、わが校に ぴったりのスローガンです。

 情熱は海の底、夢は宇宙のかなた…

ね?やる気のない、うちの学生にぴったりでしょう?


先生は ちょっと考えてから、娘に伝えた。


 学生のやる気をおこしたいわけなんだけどねぇ、
 しずめちゃっちゃいけないからね、このはなしはおしまい。


娘は大分残念だったようなので、それで このブログのタイトルになっているの。