お金の教育 1.パパ、かく語りき。
うちのパパすごいなあ~と尊敬したのは「おこづかい」を決める時です。たしか、いま21歳の娘が、小学校に上がる年だったと思うのですが。
パパは言いました。
あのさ、例えば500円なり、1000円なりの現金を渡すって、大人にとっては簡単なことでしょ。たばこだったり、お酒だったりの1回、2回だもんね。問題はさ、おこづかいって何かってことだよ
好きなモノを好きなように買う…ってことじゃなく、お金の価値を教える、ってことが
『おこづかい』の目的だとするならさ、その500円や1000円を渡すタイミングだったり、渡し方については、よくよく2人で考えなくちゃいけないよね?
さすがだ!すごい!と思ってましたよ…ずっとそのままなのかと思って。
パパを「おこづかい大臣」にして、すっかり任せていたのですよ。
そうしたら、娘が言うには。
え?ちがうよ。だって、中学に入る時言われたもん。
『おこづかい』ってもんは、上限があるだろ?3000円とか、5000円ってなったら、そこでおしまいだよ。パパは違うよ、パパに言えばさ、どこどこまでも、好きなものを買ってもらえるんだからさ、いつだってさ、好きなものを買えるだろ?
パパ…その結果、娘と息子は独自の道を歩んでいます。すごいのは、息子。たしかに、上限がない。
パパ、前借させて。
お前、この間前借したろう?
じゃあ、前借の前借
いや、その前も、その前も、前借してる。
じゃあ、カンパで。
すごいよ、パパ…いつの間に、どうして、そうなっちゃったんだ‥‥
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