平常時危機管理=防災訓練はいやだというリアル

能登半島地震での被災者の皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

一方で、心から 防災対策をつくる「行政サイド」に、方向転換をお願いしたいのです。


「訓練を重ね、いつの日かできるようになる」という防災は、被害を大きくします。

消防士さんや、自衛隊、海保ならばそうでしょう。

それは、軍隊の考え方です。または、超アスリートが試合に臨む前の練習をさします。


海外では「兵役=災害ボランティア」を指すことが少なくなく、

その上での方法においては「本番に備える訓練」はやぶさかではありません。


一般人向けの危機管理マニュアルには、海外でも「訓練」とは書いていません。

ファーストステップは「平常時危機管理(=prepared)」となっており、

「一般の人に『SOS』となる状況」について、考え、対策を出す…ゲームづくりから

スタートしています。しかも、小学生から。


備えがなかった…でも、一般的な、普通の日本人は、防災訓練はきらいです。

上の人がいばって、どなって、大きなホースを持ってきて、

感染しちゃいそうな非合理的なトイレを大騒ぎで設営させて。

怒鳴らなくてもできるのに。

焦らなくても大丈夫なのに。


消防士さんや、市役所の人を見て、地域の男性は、

 強くて男っぽいオレ…の発表会だと思ってる。


ジャイアンタイプがリーダーだという時代は終わって、

いまやZ世代が世界をまわしているのに、

まだ「オレさまルール」で なんとかしようとしています。

でも、年老いた「オレさま」は、真っ先に被災して死んでしまうかもしれない。


1人いなくなると、まったく機能しない防災…

防災訓練はいやだ!というリアルを無視して、

訓練を重ねること前提とする防災。


女性は横つながりが早いので情報収集していて、心でこう思ってます。


本番、つかえないな。


とてもとても頭のいい方が集まっている行政サイドなのだから、

現実を直視してほしいもの。

兵役(災害ボランティアの強制義務)がない日本でやるべきは、


 本番一発勝負の防災


です。


つまりね、目で見て一発で分かる、デザイン性の高い、指示書や掲示を

マニュアル化しておけばいい。


あとは、かたづけだったり、ゲームで、備え力を向上するように。


これだけのことなのになぁ。



5階のうだがわです。

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茅ヶ崎駅前で今日もホンキで、防災、英語絵本、地域活動しています。